香りを醸す、命をつなぐ。
醸す牛(かもすぎゅう)プロジェクト
~穀物に頼らず、発酵の力で育てた赤身肉。
循環型の新しい畜産モデルで“サステナブルなごちそう”を全国へ。~

現在の寄附額:0円
(目標金額:1,943,750円)
支援人数:0人
⏱終了まで
期間:2025年7月1日~2025年9月30日
※本プロジェクトは、ふるさと納税型クラウドファンディングになりますので、税額控除の対象になります。
独自の飼育方法で育てるこだわりの知多牛

愛知県は、酒・みりん・しょうゆなどの発酵食文化の宝庫。
一方で、その製造過程で生まれる「酒粕」「しょうゆ粕」などの副産物は、多くが廃棄されてきました。
同時に、出産を終えた”経産牛(けいさんぎゅう)”も、通常は食肉として流通されにくく、命を活かしきれない現状があります。こうした地域の副産物や“役割を終えた牛たち”に、新たな価値を見出したい。
それがこの「醸す牛」—地域の食文化を未来に繋げる、循環型の新しい畜産モデルです。
醸す牛の特徴は、脂のインパクトではなく、香りと余韻の深さで勝負する赤身肉です。しっとりとした肉質、噛むほどに広がる旨味、そして火入れの香り立ち。まるで熟成肉のような風味は、発酵飼料と牛の健やかさが生み出すもの。 ワイン、日本酒、味噌や醤油など、**「醸す文化」**と相性抜群の、新しい赤身肉です。
サステナブルで美味しく

畜産というのは、生産性を良くするために穀物を沢山使った配合飼料に頼り切った牛の生産がほとんどです。しかし、時代の流れや環境問題の中で家畜の在り方を考え、
・その地域でしか作ることが出来ない
・環境に少しでも優しい家畜の必要性が明確に伝えられる牛
が育てられたらとチャレンジすることにしました。一般的には50%使用する穀物(とうもろこし、麦、大豆など)は使わず、あくまでも食品副産物(ふすまや米ぬかなど)を集め、食品残債(酒粕やみりん粕など)を混ぜ込む餌を作り肉牛を育てます。
・独自に調合した「発酵飼料(酒粕・みりん粕・しょうゆ粕など)」で経産牛を再肥育
・飼料用撹拌機(かくはんき)を導入し、乳酸菌や麹菌の力で再活用
・再肥育された牛たちは、地域ならではのストーリーを背負った和牛 “醸す牛”として返礼品に
このプロジェクトでは、食品残渣や食品副産物を地域資源に変える新しい畜産の形をつくっていきます。
地域・環境・命を繋げる「ループ」

このプロジェクトを応援することは—
・地域の発酵文化を未来に繋げること
・副産物や経産牛に命のバトンを渡すこと
・環境にも人にも優しい循環型モデルを育てること
つまり、あなたの寄附が、地域・環境・命を繋げる「ループ」の一部になります。
時間をかけて育つ肉は、脂に頼らず、噛むほどに深まる旨みと、熟成香に近い豊かな香りを纏います。
食べた瞬間の驚きよりも、食べ終わったあとにふと残る余韻。
それは、育て方が醸し出す風味であり、命のバトンが繋いだ物語です。
私たち「牛小屋」は、知多牛を育てて20年以上。 これまでの経験と情熱を、いま“地域に還元できる形”に変えていきたいと思っています。
事業実施のスケジュール

・2025年4月〜:経産牛(黒毛和種)の肥育スタート(食品残渣活用)
・2025年7月~:撹拌機の導入・試運転開始(攪拌機導入前に小型の攪拌機で実施済み)
・2025年8月〜 :飼料混合の本格スタート
・2025年10月~:返礼品追加 → 冬から返礼品出荷予定
※今後本ページ下部に醸す牛の返礼品が掲載されます。
プロジェクトオーナー

知多牛工房 牛小屋
「育てた牛のすべてを、最後まで見届けたい。」
牛小屋は、飼育から加工・販売までを一貫して行う“町のちいさな牧場”です。
直営のレストラン、イベント出店、移動販売、地域交流。どの場面でも「命をいただく」ことの大切さを伝えながら、地元と共に歩んできました。
このプロジェクトは、牛小屋にとって“原点回帰”であり、次の10年への挑戦です。
「家畜が人間の食生活にどれだけ寄り添って、人の食を豊かにし、畑に有機肥料を還元し、環境にも循環をもたらすかを伝えていけたらと思い、クラウドファンディングすることにしました。海外からの飼料に頼らず、人が食べるために加工された副産物と愛知の食文化の醸造とを合わせたこの場所でしか食べられることの出来ない牛作りをはじめております。ぜひ興味を持って頂き、応援してもらえると嬉しいです。 よろしくお願い致します。」
寄付金の使い道
・撹拌機の導入
【目標金額に達しなかった/超過した場合の寄付金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合でも、ご寄付頂いた金額に事業者資金を加えて可能な範囲で本プロジェクトを遂行いたします。
目標金額を超過した場合には、ネクストゴールを設定の上、引き続き本課題の解決に活用させて頂きます
☟応援寄附は☟